活き活き「人」

さよなら転勤族!ザ・ラストインタビュー

昨年夏、雄阿寒岳の前に立つ2人の転勤族の男がいた。『男山祭り』と称し、これくらいの山ならば楽に登れるだろうと、タカをくくって登山を開始した彼らだが、数時間後には山の4、5合目で失速し、大自然の前にあえなく力尽きることになろうとは、神のみぞ知るのであった…。

いながき







それから9ヵ月後の今年3月某日の夜、ヘタレな彼らは末広の居酒屋・いながきに姿を現した。男たちの名は、川島剛と滝田航(爆)。共に転勤が決まり、釧路を離れる日が目前の彼らを待ち受けていたのは、活き活き人スペシャルインタビュー(笑)。文字通りのラストインタビューだが、2人は最後にいったいどんな言葉を残すのか!?どうぞご覧ください(^.^)

活き活き人担当・及川(以下、0):共に神奈川県出身のお二人ですが、滝田くんは初の道内勤務となった前任地・函館からの転勤、川島くんは前任地・千葉県からの初の道内勤務だったんですよね。釧路に転勤が決まった時は正直どう思いましたか?

川島(以下、K):想像がつかず、イメージできなかった。

滝田(以下、T):何もないところだと思い、けっこう落ち込んだ。

0:裸心に参加したのはどんなきっかけから?

K:ホームページを見て。当時は友達が誰もいなくて、友達が欲しかった。フットサルをやってみたがなじめず、登山の会もチェックしたが本格的すぎてパス。団体名に裸という言葉を使っていたので、変なイメージを抱いたが(笑)、当時は必死だったので「合わなきゃやめればいい」と思い、おととし6月の金曜の会で裸心デビューしました。

T:おととしの秋、鶴居村の『ハートン・ツリー』で、参加者の小野くん(※現在、埼玉在住)と知り合い、裸心のことを聞かされた。いろいろな職種が集う転勤族の集まりと聞き、広がりができればいいなと思って参加しました。最初はこわいイメージだったけど、インターネットでも調べて変な団体じゃないなと(笑)。小野くんが初参加の金曜の会でサポートしてくれ、アットホームな感じがしたので、第一印象はよかったです。それからもなるべく来ようと思いました。


川島&滝田1







0:裸心に参加してどんなことが印象に残っていますか?

K:今でも鮮明に覚えているのは、おととし7月の『集まれ!転勤族』。イベント会場の受付で、受付スタッフに気さくに声をかけてもらえて、ウェルカムムードを感じ、それまでの手探りが実を結んだと思った。

T:一対一の交流や会話が、一番楽しかった。仕事以外で地元の人と知り合えたのがとても新鮮でした。


川島&滝田2












K:自分は末っ子に生まれたので、兄や姉の生き方を見て、いいものだけを吸収するのが習性(笑)。裸心には、イベントで全てにおいてビシッと決めるハ○シさん、まるで石田純一のように自分のかつての恋バナを語るイ○イさんや、「なるほどねぇ」の一言で以前からの知り合いのように友達になれるハ○○カさんのような人たちがいた。もうちょっと自分に欠けている部分を身に付けられれば、人間として成長するヒントや糧が得られると思ったので、マネしてみたけど簡単にはできなかった。今まで周りにこんなタイプの人はいなかったから、裸心に参加していなければそういう視点は得られなかった。

川島&滝田3












T:それまでは、職場の仕事関係のつながりばかりだったので、仕事の話しかせずに偏っていました。プライベートも大事にして、バランスよく食べたいな(笑)と思っていたので、それが実現できた。自分はカメラが趣味なんですが、それまでは動物や風景しか撮っていなかったのが、裸心に参加したのをきっかけに、人間を撮るようになった。自分にとってそれは大きい。裸心に入って、コミュニケーションが大事だ、基本は人間なんだと強く気づかされた。人が好きになりました。

0:釧路ではなにが思い出に残っていますか?

K:仲間ができたこともあり、釧路で趣味の釣りを復活させた。フィールドも、そこで釣れる魚も、自分の時空を越えていて、全てが異次元。アメマス、ニジマス、カラフトサケ…。ルアーを投げたとたん、バカでかい魚がバァッーと来て、まさに気分は釣りキチ三平!

川島&滝田4






川島&滝田5







T:渓流釣りを楽しんだ。例えばニジマスとか、こっちの魚は小さくてもイキがいい!釣竿が引っ張られるのを初めて体験した。それまでの待つ釣りというスタイルから、自分でポイントまで歩いていく釣りが楽しめました。

k&T:地元の人はこれが当たり前だと思っているけど、それは違う。釧路に釣りにまた来たい!!

0:転勤族の目に、釧路はどんな風に写りましたか?

T:いい素材がいろいろあるのにもったいない。食材もヴォリュームもいいのに、しゃれた店が少ないと感じる。釧路の魚介類は他に負けない。釧路ほど食べ物のおいしいところはなかった。内地の人はあまり知らないが、6月のトキサケの味は衝撃だった。回転寿司もハズレがない。釧路に来た当時、70キロだった体重が今や…(笑)。食べ物は釧路が一番。

K:釧路の味覚は最強かつアンビリバボー!個人的には味付けが濃いと感じるが、無限の可能性ありすぎっ。でっかいホッケとか、サンマの刺身なんて他では食べられない。夕日とグルメを組み合わせたりしたら面白い。ただ、そばの街というが『種込み』だとか『無量寿』だとか、転勤族にはメニューの内容が分からなくて不親切。写真や説明を載せるとかしてほしい。プレゼンテーションの仕方に問題があり、自己完結で終わっていると感じる。

T:末広が、ネオンだけがピカピカ光っている寂しいイメージに見える。飲食店の接客もよくない。仲良くなってくると違うのに、転勤族や旅人はそうなる前に通り過ぎてしまう…。道外から来た人が親しめる何かがほしい。動物園でシマフクロウが普通に見られるのも貴重だと思う。自分は動物園の年間パスポートを買ったぐらいで、本当は動物園にもっと人が来てもいい。タンチョウもスゴイ。まるで日本じゃないと思う。仕事でフライトした時、空中から見た釧路の夜景はきれいだった。夕日もきれい。製紙工場の煙突を見て、パルプのにおいを嗅いだら、「帰ってきたなぁ」という感じがした―。

川島&滝田6







0:川島くんは東京都・品川へ、滝田くんは京都府・舞鶴へとそれぞれ旅立つわけですが、裸心プロジェクトに向けて、最後に一言お願いします。

K&T:参加者、スタッフ一人ひとりが、交流を大切にするんだという気持ちを持って、互いの交流を目的とする活動の原点を大事にしてください!

0:引越しの準備などでお忙しい中、今宵はどうもありがとうございました!!

いながき店舗前

年末特集・活き活き人座談会

◆再び、活き活き人について

―みなさんにとって、活き活きとは、活き活きしている人とはなんでしょうか?

活き活き人座談会本間聡美さん・石黒さん







本間聡:自分ががんばっているって思える時!仕事でも趣味でもいいんだけど、ダラダラしてるんじゃなくって、目標が見えて、それに向かっている時。そういう人はすごくステキだし、やっぱり輝いて見える。身近では例えば、参加者の佐々木亜矢ちゃん(※第6回 活き活き人)。韓国に行って日本語教師として働くという目標に必死で、わたしはうらやましいし、自分もああなりたいなぁと思う。あと、あたしは仕事しないでダラダラしてる生活とか人が、基本的にイヤだから(笑)、仕事とかがんばっている人がやっぱり好き。そういう人を見ていると、活き活きしてるなぁと思う。自分は仕事で疲れている時、裸心のみんなと会うと笑って発散できるし、明日もがんばろうって思える。

石黒:1人では活き活きできないって部分があると思っていて、裸心での人との出会いや会話から、影響や刺激を強く受けてます。オレもがんばっている人がすごく好きなんだけど、自分が基本的にそんなにがんばるタイプじゃないから、人から感化されてきっかけをもらえる。それを長続きさせるのが、なかなか難しいけど(笑)。やっぱり会社と家をただ往復するだけじゃ、刺激を得るきっかけが生まれない。仕事だけじゃなく、プライベートも充実して相乗効果を得られ、活き活きするという感じですね。もちろん人間だから波もあれば、裏も表もあるワケだけど(笑)。悩みとかダメな所だっていっぱいあるし。その中で裸心は、自分にとって楽しみであり生きがい。いろんな人と知り合い、自ら進んで何かをして、みんなと楽しもうというきっかけを与えてくれた。実はそういうタイプじゃないよね、ってけっこう言われる(笑)。自分で動かないとダメだなと思ってるから、率先してやっていきたいですね。

活き活き人座談会本間尚美さん2











本間尚:『活き活き』って言葉は、裸心に入るまであまり見たことなかったのね。最初ブログ見ていて「活き活き人って何なんだろう?」って思った(笑)。でも読んでいくと「そうか、この人こんな風に思ってるんだぁ。こういうことを活き活きって言うんだ」みたいに、だんだん分かってきた。あたしもあまり外に出ることがなくて、会社と家の往復ばかりだったから、裸心に来ていろんな人と話をしたら、あたしは何をやってたんだろう、って自分がすごく情けなく思えて、活き活き人の取材依頼が来た時に、どうしてあたしなの?活き活きに見える?って、周りの人に聞いたの。自分は目標も何もなく、ただ楽しんで生きているだけなのに、活き活き人に選ばれた理由がなんなのか知りたかった…。

活き活き人座談会石黒さん2







石黒:それは具体的な目標とかが有るか、無いかということじゃなくて、人それぞれだと思う。やっぱり選ばれるってことは、人になにか影響を与えているんだよね。みんながブログにコメントを寄せているのも、そうだからだと思う。

一同:全くその通り。

相原:言いだしっぺであるオレの活き活き人の定義を語ると、最大の活き活き人とは『やりたいことをやっていて、自己表現している人』。裸心がずっとコンセプトとして掲げているのが、活き活きするきっかけ作りの提供なんです。キーワードは,笋蠅燭い海箸鬚笋襦文つける)⊆己表現をしよう の2つ。自己表現をする上で、自己紹介すら出来なかったら自己表現にならない。だからボクは、裸心では自己紹介にこだわっているんです。

なにがし:みんなの話を聞いてて思ったんだけど、以前と違ってステキだなとか、元気だなとか、単純にそういう人がオレの中では活き活き人だな。

―最後になりますが、これからも裸心と関わっていく中で、みなさんの抱負などを聞かせてください。

活き活き人座談会全景







本間尚:みんなでパークゴルフの練習をしていた時、冗談で「100歳になっても、こうやって集まっていろいろやれたらいいね」って(笑)。あたしは、このみんなとの関係を、ずーっと続けていけたらいいな、関わっていきたいなって思う。最長老と言われるまで(爆笑)。転勤者が多い集まりだからドンドン入れ替わるだろうけど、この関係はなくさないでいきたいし、その中で何かやる時「尚ちゃんも呼ぼうか」って、忘れられないような立場になれたら嬉しい(笑)。

石黒:人生の目的を考える時、どれぐらいの人にめぐり合うかが、この世に生まれてきた1つの目標だと思う。そういう部分では、裸心で新規の参加者に出会えるのが楽しみ、っていうのが一番の抱負。『活き活きするきっかけ作り』のような、裸心の基本を忘れずにいつもいられたらいいかなと。新規の方でも、最初からそういうコンセプトを自分の中に持っている人がいて、そんな話を見たり聞いたりすると、感銘を受けるし素晴らしいなと思う。

本間聡:どういう形であれ、いつまでも裸心に携わっていきたいなぁと思う。あたしは転勤族だからいつか離れてしまう。でも、釧路に来て裸心を見つけたように、どこか新しい地へ行っても、仕事以外は家に閉じこもるんじゃなくて、裸心みたいな新しい場所を探し出す自信がある。自分で手段を身につけた(笑)。できることなら釧路にいて、ずーっとこの裸心に関わっていけるのが最高だけど、もし転勤しても、自分で見つけたいろんなサークルに顔を出していると思う。

及川:話題が尽きないところですが、この辺で座談会を終了したいと思います。みなさん、お忙しい中、いろいろなお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました!!

年末特集 活き活き人座談会

◆裸心プロジェクトについて

―みなさんにとっての、裸心の魅力とはなんですか?

活き活き人座談会石黒さん・本間聡美さん







本間聡:自分と違う価値観の人とたくさん出会える。「あぁ、こういう考え方を持っているんだ」と思うし、価値観が違うからって否定されない。いろんな人の話を聞くことで、自分の考え方も変わったりするので、こんな貴重な体験をできる場所はホントにないと思う。金曜の会に出ていた最初の頃は、お酒を飲みに行くのがメインだったけど、今はいろんな人のいろんな話題を聞くのが楽しくてクルマで行く。お酒はいらない(笑)。

石黒:社会に出ると、そうそう新しい知り合いや友達って作れないし、世代が違うとなおさら。自分は、裸心で知り合った人たちに、テニスサークル的な集まり(※石黒テニス部)を呼びかけたんだけど、今までやれなかったことができたし、みんなから感謝されたり、自身が感激する出来事もあった。参加することで視野が広がったし、裸心っていろんな可能性があるなと思います。週末にビッチリ裸心関係の予定が入っている月もあり(笑)、その分お金はかかるけど、楽しいし、充実しているので、自分にとってはすごくいい機会でしたね。

活き活き人座談会本間尚美さん3







本間尚:始めから楽しかったか?というと、そうじゃないんだけど、なんで今まで続けてこられたんだろうって考えると、裸心は営利目的じゃない。年取ってくると新しい友達がいなくて作る機会もないけど、行って「あの人と友達になりたいな」とか、話してみて「この人、いい人なんだな」とか、そのきっかけを与えてくれた。あたしは今の小さな職場にずっといて、大きな団体に入ったこともないので、あまり人のいいところや悪いところに触れたりすることもなく、他の世界を知らなかった。裸心は今まで経験したことのないような行事がたくさんあるから、ドンドンあれも行きたい、これも行きたいって楽しみがある。自分はそれまで何もしてなかったな―、とも考えるけど、この年になって裸心に出会えたのはすごく大きいと思う。
 
―これから参加しようかと考えている人たちへのアドバイスも含め、裸心にもっと参加しやすくするためには、どのようにすればいいでしょうか?

本間尚:金曜の会に初参加の人の、「面白くなかった」「行かなきゃよかった」という言葉を、人づてに聞いたことがある。そういう話を聞くと少しさみしくて、理由を聞いてみたいとも思うんだけど、ただ来るだけじゃダメなんじゃないかなと思うの。初めてで周りは知らない人ばかりだから、勇気がいると思うんだけど、自分から隣の人とかに話しかけられたりしたら、絶対違ったのになぁと思う。

本間聡:参加しようと思って、勇気を出して金曜の会に足を運んだら、自分から一歩踏み出してほしいと思う。こちらからも話しかけるけど、その前に自分から「こんにちは(こんばんは)、初めて来ました」っていう、たった一言でいいと思うの。その一言があれば話しかけやすい。裸心の存在を知らない人はホントもったいないなぁと思う。

石黒:最近金曜の会の人数が多くなってきたので、気配りが回ってないのかなぁって気がする。以前はすぐ名刺交換などしながら、新しい人たちとなじむようにしていたんだけど、今は話す相手が固定してしまい、なかなか新しい人たちと自分たちが溶け込む場面が少なくなったような気がするので、みんながそういうところを意識してやれたらいいなと。初めて来た人に誰かがきっかけを作ってあげたり、なにか一工夫したほうがいいと思う。

本間聡:最近、金曜の会の自己紹介の時間もないよね。

石黒:固定した参加者が増えて名刺交換の場面が減っているから、初参加の人に名前と顔を覚えてもらえるように、名刺を持っている参加者は必ずあげるようにしたほうがいいかな。

本間尚:あたしは、隣り合わせになった人に名刺をあげたりしているし、そういうのは大事だと思う。

活き活き人座談会石黒さん・及川さん







及川:ただ、以前は参加者が自分から名刺を用意して来たんだけど、最近はこちらからあげても名刺を持ってない人が多い印象がある。あげてももらえない。

石黒:手書きの連絡先だけでも用意があったんだけどね。

本間聡:あげた名刺にこちらの連絡先が書いてあっても、後から「昨日はどうもありがとうございました」みたいなメールとかがない。

活き活き人座談会及川さん・本間尚美さん







本間尚:それだと名刺をあげる気がしなくなっちゃう。あげなくてもいいかなって。あたしは名刺をもらったらお礼のメールを返してます。

及川:結局、こちらの連絡先を渡しても一方通行では、そこから先につながらない。交流の場だと考えて会場に来ているはずなのに、実は交流のツールをちゃんと用意していないし、一方的に名刺を受け取っても、自分からも努力して後につなげるフォローをしていないように見えてしまう。名刺さえあればいいということではないんだけど。

なにがし:金曜の会のブログの告知に、もし名刺のようなものをお持ちでしたらご持参ください、と書いてもいいかもしれないね。
(続く)

年末特集 活き活き人座談会

 活き活き人担当スタッフ・及川です。平成19年の終わりを間近に控え、ブログコーナー『活き活き人』に今年登場した方たちに、取材当時を振り返り、今の思いを改めて語ってもらう座談会を企画しました。11月18日(日)夜、裸心・相原代表が店長を務めるビストロ・バー「ベルジュ・エーワン」で、テーブルを囲んだのは次の4人の方々です(敬称略。以下同)。

●石黒司(第13回活き活き人)
●本間聡美(第14回活き活き人◇裸心PJ現スタッフ)
●本間尚美(第17回活き活き人)
●相原真樹(裸心プロジェクト代表★特別参加)

活き活き人たちが語る、それぞれのあり方や裸心への思い。他の参加者のみなさんや、「これから参加してみようかな?」と思っているブログ読者の方々に、きっと何かを感じ取ってもらえる、マジメで楽しい充実した1時間半となりました。その全てをご紹介できないため、ダイジェストを3回に分けてお送りします。どうぞご覧ください!
(座談会 司会進行、編集:及川義教)

◆活き活き人について

―それまで、『活き活き人』を読んでいて、どんな印象を持っていましたか?取材の依頼が来たとき、どう思いましたか?

活き活き人座談会石黒さん1







石黒:あぁ、こんな人たちがいるんだ、すごいなぁと思っていました。まさか自分が取材を受ける立場になるとは(笑)。自分で本当にいいのかな?と思いましたが、人間は悪いところばかりじゃなく良いところもあるので、他の人に何かいい影響を与えられる部分があればいいな、と思い、取材を受けました。



活き活き人座談会本間聡美さん1







本間聡:素敵だな、目標を持って毎日生きてる人っていいな。あたしもこうなりたいなぁと。取材の依頼が来た時は、あたしは違うと思うけどいいの?という感じでした。実はプライベートで落ち込んでいた時期だったので、後から「やっぱり断っていい?」って(笑)。自分で乗り越えましたけど(笑)。


活き活き人座談会本間尚美さん1







本間尚:正直、あたしでいいの?と、何度も聞き返しました(笑)。みんな何かを目標にがんばっていたり、取り上げられる価値のある人ばかりだったので。実際に取材を受けて、質問に答える形で、自分では見えなかった自身のことを形にしてもらい、出てよかったと思っています。

―『活き活き人』に出た後、どんな反響がありましたか?それに対しての感想は?

本間尚:ブログに寄せられたコメントを読み、こんなに書いてくれるんだぁ、と思ってホントにすごくうれしかった。活き活き人に出てから初めて会った人や、それまで挨拶程度だった人からも「読んだよ、よかったよ!」と話しかけられたり、メールをもらったりして、みんな見てくれてるんだなぁ、って。

石黒:「すごくよかったよ」「がんばってるんだね」と言われ、ボクもうれしかったし、もっとがんばらなきゃダメだな、と思いました。出ちゃうとあまり悪い所を見せられないので、そういう部分ではチョッとプレッシャーもある(笑)。

一同:わかる、わかる(笑)。

石黒:活き活き人に出たことで、今まで中途ハンパで投げ出していたようなことも、今度はやり通さなきゃ!と思っているので、いい意味できっかけ作りになりましたね。

本間聡:自分はありのままを話したつもりなんだけど、みんなに「よくがんばった!」ってほめられた(笑)。ほめられることって、オトナになったらなかなかないから、単純に嬉しかった(笑)。

活き活き人座談会相原







相原:人から取材を受け、自身の生き方的なことをいろいろ話す機会って、めったにないじゃないですか。活き活き人に出ることで、そういった自分の考えが整理される部分があると思うんです。質問をされ、ふだんあまり考えたりしないようなことを考えて、それに答えていくという作業はコーチング(※)的な側面もあるんじゃないかと。そして、それを一つの文章にしてもらって読むことで、更に自身の生き方が具体的に整理されるように思います。ある活き活き人の方に取材を依頼したところ、当初「就職活動で大変なので申し訳ありません…」と断られたんですが、そんな時こそこういうのに出たほうがいいと思いますよ、という話をしました。実際取材を受けたことで整理されたみたいで、直後に就職が決まったような感じでしたね。取材は就職面接に近いものがある(笑)。いわば自己分析。

石黒:取材は、ふだんの生活の中にない貴重な機会でしたね。ああいう形で写真や文章が残ると、後で自分はあの時こんな風に思っていたんだと確認でき、いい振り返りになる。

本間聡:インタビューされるなんて、ホントに面接の時くらいしかないよね(笑)。

本間尚:わたしは、自分が出た回とみんなのコメントを、プリントして取ってます。読み返したい時にすぐ出せるように(笑)。取材でいろいろ「その時どう思ったの?それはどう思うの?」と聞かれ、答えるのにすごく考えたので、ふだんはそんなこと考えてなかったなぁ、って改めて思います。

※コーチングとは、相手の目標達成のために役立つアイデアや情報を、その人自身から引き出すコミュニケーション・スキルのこと。コーチ役がクライアントの話をよく聞きながら、クライアントが必要とする情報が揃うよう、自身で気づき、答えとして出てくるような質問(問いかけ)をしていく。
(続く)

第17回活き活き人

 今年9月のある金曜の夜。裸心プロジェクトが月2回主催する交流会『金曜の会』が、いつものように盛り上がる中、1つの記録が終わりを告げようとしていた。それは、金曜の会への21週連続参加という大記録(笑)。この時、記録の主は職場の慰安旅行のため、中標津・養老牛温泉にいた。心の中で彼女は思った。「阿寒湖温泉だったら車で参加したのに」…。今回の活き活き人は、この記録の持ち主である「尚ちゃん」こと、参加者の本間尚美さんに登場していただきます!

       第17回活き活き「人」本間尚美さん
 
 ― 「あたしのいない時に面白かったらどうしよう! 」 ―

第16回活き活き人 本間尚美さん






 昨年10月、日曜の朝の空気がまだ静かな釧路市内。高まる期待を胸に尚ちゃんは、女友達と1台のバスを待っていた。てっきり「オンボロの小さなマイクロバスが迎えに来ると思っていた」彼女らの前に、現れたのは28人乗りの立派な中型バス。「エェー、なぁに!?本物じゃない!」。大きなフロントガラスの向こうには、『裸心プロジェクト』と書かれたプレートが、さりげなく掲げられていた。裸心バスツアー『みんなでGO!GO!秋のグルメ&癒しの旅』である。

ツアーに参加した男女21人を乗せ、バスは一路十勝を目指す。レストラン『大草原の小さな家』(鹿追町)で賑やかにランチバイキングを取り、十勝エコロジーパーク(十勝川温泉)や、アイスクリームで知られる『ハピネスデーリィ』(池田町)などを経て、旅の終着地点はワイン城(同)。車中ではクイズ形式のゲームや、参加者の笑えるトークなどが次から次へと繰り広げられた。「みんな、ふだん仕事してるはずなのに、いつこんな企画考えたんだろう?」「遊び半分のプーさんじゃなくて、本格的な人たちの集まりなんだぁ」。共に裸心イベント初体験だった親友と、ドキドキワクワクしながら小さな大冒険を味わった尚ちゃんだが、さらに印象に残る出来事が、日帰りのツアーバスの中で起きたのだった。

きっかけはジャージを着込み、引率の教師役に扮したある裸心・男性スタッフが、途中下車し帰路につく参加者たちへ、感謝の拍手を送ったこと。「○○さん、お疲れさまでーす!!」。盛んな拍手の輪が自発的に車内に広がり、照れくさそうに降りていく一人ひとりを送り出していった。「ふだん忘れがちだけど、こういうことってすごく大事じゃないのかな」。ただ面白いだけじゃなく、いい人たち、いい集まりなんだ―。その夜開かれたツアー二次会にも、つい親友を引っ張って参加した尚ちゃん。すっかり遅くなった帰り道、この日出会った参加者たちの顔と名前を、2人でアレコレおさらいしながら家路についたという。

第16回活き活き人 本間尚美さん






それからの金曜の会に、常に尚ちゃんの姿があった。バスツアー直前に開かれた金曜の会が、実は彼女の裸心デビュー。「当日は余裕がなくてほとんど聞き役。ちゃんと自己紹介が言えず、他の人たちの方が面白かった。本当はサービス精神を発揮して、一言みんなを笑わせて挨拶を終わらせたかったのに」。参加者が名刺をくれたのにもビックリしたそう。「『エッ、なにこれ?』っていう不思議な感じ。自分は営業の仕事とかじゃないから、名刺を持っていなかった。すっごく嬉しくて、かっこいいなと思い、自分も名刺を作りました」。名刺が手元にドンドン増えるのが楽しくて、名刺入れも新たに買ってしまった。

「職場の人数はわずかだし、仕事で接する人は限られていたけれど、裸心の参加者は年齢も職業もバラバラ。今まで会ったこともない人たちと話すのが新鮮だった」。そんな彼女も、初めての金曜の会の前は「参加者の顔も年齢層も知らず、そんな中で落ち込んで寂しく帰ってくるのはイヤだな。気持ちは若いつもりでも、キャピキャピした若い子ばかりだったら、ノリについていけないのがこわい」と思った。さらに「初めの頃はただ参加するだけで、自分から溶け込めず、楽しんでなかった。『あたし、なにも話せなかった…』みたいなこともあり、反省したけれど、それを生かせず空振りに終わった時もある。でも、足を運んでいれば何かいいことがあった」。もちろん今は「楽しんでいます。楽しみながら参加し続け、たまたま『アレ?そういえば金曜の会を一度も休んでない』って気づいた」。イベントにも積極的に参加し「ほぼまんべんなく楽しんでます」。その原動力になったのは、「あたしのいない所で面白かったらどーしよう!」という思い。「なにか楽しいことがあるんじゃないかな」これが基本だ。

第16回活き活き人 本間尚美さん
あのバスツアーから約1年。今年9月末に行われた裸心・網走バスツアーに、尚ちゃんは「サブサポーター」というスタッフの立場で加わる。


ある裸心・女性スタッフは、今回彼女にサポーターをお願いしたワケをこう語る。「以前、あるイベントをスタッフ宅で企画していた時、居合わせた尚ちゃんがとってもイキイキした表情で、いろんなアイデアを出してくれ、『ふだんのリラックスした場でこそ彼女のよさが発揮されるんじゃないかな』と感じた。今回のバスツアーで、みんなにその魅力を少しでも知ってもらいたいなーと思った」。自分では普通のつもりなのに、なぜか周りからは「面白い」と言われる彼女の魅力。それをツアーで出してほしいというリクエストに、はじめは断った尚ちゃんだが、「(ツアーの)空気が柔らかになり、みんなに笑ってもらえたら」と、車内で出し物を担当するサポート役を引き受ける。当日は、1週間かけて手作りしたボード数十枚を使っての『頭を使ったトレーニングゲーム』を披露し、盛り上げ役として旅に色を添えた。無事ツアーが終わり、みんなから「よかったよ!」「楽しかったよ!」と言われ、「こんなことでそう言ってもらえるなんて」と嬉しかったそうだ。

バスツアー1ヵ月後の今年10月末には、裸心・南大通探訪ツアーのイベントリーダーも務める。市内米町で生まれ育ち、勤め先も南大通にある尚ちゃん。古きよき釧路の面影などを訪ねて歩き、地元のよさを再発見するガイド役に適任、と白羽の矢が立った。地元ゆかりの作家・石川啄木のスタンプラリーの台紙を用意したり、懇親会の会場であるお寿司屋さんに当夜のメニューを掛け合ったり。いざ本番では、参加者に「お母さん(みたい)」と言われた彼女(笑)。ツアー終了後、参加者たちから「ふだん、あんなイベントってないよね」「おもしろかったよ!」とメールをもらい、「これで楽しかったんだ。よかったぁ」とホッとしたそう。また機会があれば、裸心の企画を手助けしたいと思っている。

「尚ちゃんは輝いている」。裸心・網走バスツアーの直後に開かれた、バスツアー打ち上げ大会の席で、彼女はある裸心・女性スタッフからこう言われ、気恥ずかしかったという。「この1年で自分がどう変わったか、と言われても分からない。考え過ぎちゃう性格だし、マイナス指向という自覚があり、周りからもそう言われるので、全然深く考えずに今を楽しんでます」。尚ちゃんは、裸心参加1周年を過ぎた今の思いをこう語る。「初心を忘れず、まだ新人で行こう!」。参加して新たに見つけた自分もいる。「裸心のみんながあたしのオーバーアクションに気づき、拾っていじってくれた。『あっ、そうか。ドンドンいじってもらえばいいんだ』と思った」。実は彼女、1人でいることがイヤな人なのだ(笑)。

第16回活き活き人 本間尚美さん






自称・裸心の年長(組)さんである尚ちゃん。「裸心には若い人ばかりじゃなく、年長さんにも来てほしい。年を取っても一緒に楽しめる、こんないい場所があり、参加者もいい人ばかり。人と知り合う機会を求めて交流の場を探す転勤者の気持ちも、参加して初めて知った。みんなを楽しませてあげられたら」。金曜の会連続出場という記録は確かに終わった。だが、そこに楽しいことがあり、楽しませたい人がいるかぎり、尚ちゃんの時代(笑)はきっとまだまだ終わらない。
             
◎写真撮影・取材協力=千葉 志津子
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