活き活き人担当スタッフ・及川です。『真夏の夜のジャズ』(1959年・米)という、往年の有名なドキュメンタリー映画がありましたが、こちらは真夏ならぬ晩夏の夜のジャズの話題です(^.^)

『indigo jam unit(インディゴ・ジャム・ユニット)』
Tour 2008@釧路 浪花町十六番倉庫
indigo jam unit












4人組の若手ジャズ・ユニットによる、札幌、旭川、釧路を回る道内ツアーでしたが、演奏会場が浪花町ならばジャズメンたちの出身地も浪花(=大阪)と、後から思えば浪花づくしのライブでしたね(笑)。

正直、イマドキのジャズはほとんど分かりませんが、行きつけのセレクトショップに顔を出した際、オーナーが「こんなのどうですか?」と音を聞かせてくれました。「おぉー、ファンキーでいい曲っすね〜!」と気に入った様子のワタシに、「実は釧路でライブが…」と教えてくれたのでした。

ウッドベース、ピアノに、2人のドラム・パーカッションが加わったインスト・ユニットで、曲によってはダブルドラムになるというユニークな編成です。時にはファンク、時にはラテン調とけっこうリズムが強調されるんですが、サウンドの要は、なんといってもウッドベースのBJ氏(れっきとした日本人です・笑)。今回のツアーの名刺代わりともいえる曲『AdrenaLine(アドレナリン)』では、文字通りステージ中央に立ったBJが、低くうねる強力にファンキーなベースを繰り出して、客とバンドをグイグイ乗せます。彼らの最新アルバム『REALism(リアリズム)』の中でも屈指のイカした曲なんですが、休憩を挟んだ第2部の幕開けでも再び演奏して場内を沸かせました。更に勢いと熱さを増した演奏ぶりで、いやぁ2回も聞けてよかった、よかった(笑)。

物憂げにピアノが鳴るような『大人のジャズ』とか、プレイヤーが延々とインプロヴィゼーション(※即興演奏)を繰り広げる、別の意味での『大人のジャズ』とは異なる(そういうのも好きだけどネ)、彼らならではのスピード感と力強さに支えられた、ストレートでコンパクトな演奏は、若々しいエナジーが感じられて理屈抜きに気持ちよかったです!オールスタンディングのフロアで、ステージから放たれるスリリングなグルーブに身をゆだねながら、「いやぁ、ロックだ―」と思いましたね。ワタシにとって、カッコいい音はジャンルを問わずすべて“ロック”でありますが(爆)、ロック同様、確かにジャズもストリートで生まれた音楽だ!!ということを、目をつむり体を揺すって聞き入りながら強く感じていました。

面識はありませんが、彼らのファンである市内の一男性が、ほぼ1人でライブの実現に汗を流したという裏話も耳にしています。自分が信じたこの音をみんなに知ってもらいたい、聞いてもらいたい―。そんな思いで企画されたんじゃないのかなぁと思うんですが、そんなところにも共感を覚えるライブでしたね。ではまた。